ワイヤー/フォーミングセクションのモニター
通常のカメラでは,断紙理由の解析はドライエンドに限られます。ウェットパートであるワイヤー/フォーミングセクションは,その悪環境とともに,カメラの解像度が低いこと,およびコントラストが低いことから,通常のカメラでは観察不可能なエリアです。
プロシメックスのピンホールカメラは,悪環境においても使用可能であり,高感度・高解像度(2.1米ピクセル)かつグレースケール分解能も10ビットと高いため,ウェットパートでの観察を可能にしました。また,両紙エッジからの観察だけではなく,全幅にカメラを配置することができます。威斯康星州で検出された欠陥を,上流にさかのぼってウェットパートでの欠陥と対応付けることができるようになりました。